お子さまに個室が必要となったのでご夫婦の寝室を使ってもらうことに。そこでご夫婦の寝室となる個室を新たに作りたいというご要望です。

二世帯住宅となっており、施主世代は2階フロアを使用。そこで考えたのが勾配天井の高さを活かしたロフト風の部屋の新設。

ベランダに出る廊下フロアがリビングと隣接しており、天井が高く吹き抜けになっていました。そこに中2階のような感覚の部屋を作る方法をご提案。

ベランダに抜ける通路は確保したまま、部屋を作れるのは、天井に高さがあったおかげですね。特に用途はなかった吹抜け空間がこんな風に生きるなんて!!

しかし、問題がありました。ロフトの部屋といえば『ハシゴ』。毎日毎日のこと、就寝・起床時の上り下りにハシゴで移動というのはネックになりました。

ハシゴがネックだが、階段を作る場所も無い!!

そこで取り入れたのがこの省スペース階段☆コチラの階段は大工さんが作ったものではなく、キットで販売されているもの。急こう配に感じますが、手すりはもちろん、段差の造りもしっかりと考慮された製品なので意外と安心です。

踏板1枚1枚が変形した形で、これが省スペースを可能にして安心して上り下りできる秘密♪

落ち着いたカラーのクロスとカーペット地の床。またちょこっと置ける棚に、いい感じの間接照明でリラックス空間の出来上がりです。

またこんな工夫も!!

寝るためだけの広さで十分。とは言ったものの、大人二人がしっかりと足を伸ばした広さを作るために、リビング側の壁を一部撤去して、寝室部分の面積をとりました。

テレビ上の出っ張った部分が改築部分ですが、それを感じさせない工夫としてダウンライトで演出しました。