実は家の中はカビが発生しやすい環境といわれています。

カビの発生しやすい状況とは、適度な気温や湿度、ホコリや皮脂汚れなどの栄養分が揃っていることです。

例えば浴室やキッチン、トイレなどの水まわり、家具の裏側、結露の発生する窓枠などがあげられます。

そして、衣類や布団などを収納するクローゼット内も、カビが発生しやすい環境といえるでしょう。

・風通しを良くする

クローゼットの中の容量はどうですか？詰め込みすぎていませんか？？

不要な衣類などあれば、思い切って処分するか、必要としている人に譲ってスペースを空けましょう。

また、スノコを敷いたり、キャスター付きの衣類ケースにすると、湿気がたまりやすい床面の風通しも良くなります。晴れた日には、クローゼットの扉を開けて換気するのもいいでしょう。

 

・衣類の湿気を取る

一度着た服は湿気がこもっています。脱いだ服は良く乾かしてから収納しましょう。また、クリーニングに出した際にかぶせられているビニールカバーは、ビニール内に湿気がこもりやすいので、外してから収納するのもポイントです。

 

・ホコリを取る

クローゼットに扉が付いていても、気づかないうちにホコリは溜まっています。ホコリもカビが繁殖する原因になるので、クローゼットの中は定期的に掃除しましょう。また、一度着た衣類にもホコリはついているので、収納する前に衣類のホコリは落としておきましょう。

 

・防カビ剤や除湿剤を置く

市販の防カビ剤や除湿剤も有効です。しかし湿気を吸収すると水になるタイプのものをずっと放置していると逆効果になる為注意が必要です。湿気は下に溜まりやすいので、置く場所は気を付けましょう。

 

・クローゼット内の上下を使い分ける

湿気は下に溜まりやすいので、クローゼットの上には、革製品やシルク、ウールなど湿気に弱い素材を。下には比較的湿気に強い綿や、麻、化学繊維などをしまうといいでしょう。

気を付けていてもカビは発生してしまうこともあります。カビを見つけたらなるべく早く取り除きましょう。カビは放置するとアレルギーの原因や健康被害につながることもあります。カビの除去の際はしっかりと換気をして、マスクや手袋の着用を行いましょう。

まずはクローゼットの中身をすべて出します。どこにカビがあるのか、衣類にも生えていないか確認しましょう。カビが生えている所に消毒用エタノールやクエン酸スプレーを吹きかけます。その後、乾拭きをしましょう。

それでもカビが落ちない場合は、台所用の塩素系漂白剤を使います。ただ、こちらは壁紙や床材を傷める可能性もある為、目立たない場所で試してから使用してみてください。薄めた漂白剤をぞうきんに染み込ませて拭き上げ、その後しっかりと水拭きと乾拭きを行いましょう。