まだ壊れているわけじゃないし。ちょっと不便だけどまだ使えるし。

……一体いつリフォームするべきなのか分からない。

というお話はよく聞きます。

キッチンリフォームを決断したきっかけや判断の基準など、いざリフォームする際に考えておくべきことや計画をまとめていきます。

築年数が経ってくると、キッチン全体の老朽化が目立ってきます。蛇口の水漏れ、排水口が詰まったり、異臭がするのは老朽化からくることも。水まわりの汚れや老朽化は、湿気が高いので、カビや菌が繁殖しやすいです。そこからさらに老朽化が進みやすく、破損やエラーに繋がります。

キッチン自体の不具合だけでなく、キッチン下のフローリングや床材。キッチンパネルや天井のクロス。など周辺にも悪影響を及ぼす原因になります。

毎日きれいに掃除はしていても、蓄積した油汚れやサビ、カビ、ぬめりなどは落ちにくくなっていきます。また、油や調味料、こぼれてしまった後などの汚れをそのままにしていると、腐ってしまいます。見えるとこはお掃除していても、掃除しづらい溝や高い場所などに蓄積していく汚れがあります。

蓄積した汚れは、見た目に影響があるだけでなく、異臭や体調不良などにもつながる恐れがあるのです。

IHクッキングヒーターは設置から8年～15年程度です。多くのメーカーが耐用年数を約10年と記載しています。また、メーカーの交換部品の保持期間や生産の終了などによるものが原因といえます。

• ガラス面トップにヒビが入った、割れている。
• モーター音が大きくなった。
• 異音がする。
• 温度調節がうまくいってない。
• 電源が入らない。

といったような症状が見られ始めたら、耐用年数が経っていなくても交換、キッチンリフォームをしましょう。

※ちなみにIHクッキングヒーターの交換以来は近年大変多くなっています。ご相談ください。

ガスコンロは設置から10～15年程度です。使い続けることもできますが、部品交換や修理ができない場合も出てきます。

• ガスコンロの火がつかない、すぐ消える
• モーターの異音がする
• 不完全燃焼している
• 異臭ガス臭い

といったような症状が見られ始めたら、キッチンリフォームのキッカケになります。

レンジフード・換気扇も耐久年数は約10年程度と言われています。

• レンジフードの汚れがひどい
• 異音・異臭がする

といったような症状が見られ始めたら、キッチンリフォームのキッカケになります。

シンク内だけの劣化や汚れ、損傷があっても、ワークトップなどと一体になっているものが多いため、シンクのみの交換は難しい場合が多いです。

• カビやサビが落ちない
• 汚れやキズが目立つ
• 重たいものを落として欠けたり、へこんだりしている
• 変色している

一体型のキッチンが主流になってきている為、ワークトップ全体、システムキッチンの交換リフォームをするきっかけになります。

キッチンリフォームの目安は、築15～25年が多いです。設備機器類の耐用年数と合わせてみると、全体的な老朽化が進み、様々な不具合が出ているでしょう。

また、実はリフォーム工事をする季節も大事なんです。気候が安定した時期にリフォームを考える方がやはり多いです。その時期は予約が多く、なかなか作業が進まな場合があります。とはいえ、気候の安定しない梅雨、台風、降雪などの時期は、建材の配送遅延や工事の中止などが生じる可能性もあります。早めの計画をたてて、余裕のあるリフォームを行いましょう。

キッチンリフォームは、キッチン本体の価格とは別に、既存キッチンの撤去、本体設置の設置、電気やガス、水道の配管工事などの工事費用がかかります。また、レイアウトが変わると、クロスや壁の変更も必要になる場合があるので、しっかりと確認しましょう。

キッチン本体には、IHクッキングヒーターやコンロ、水栓、換気扇などの付属している設備のグレードによっても変わります。

シンクや天板、扉の面材、キッチンパネルなどは、その材質やカラーも多くの中から選ぶことができます。グレード、選び方によって価格にかなりの差が出ることもあるので、優先順位を決めて選ぶことをおすすめしています。

食器洗い乾燥機、浄水器、ビルトインオーブンレンジ、ディスポーザー、照明などいわゆるオプション設備もあります。もちろん今までお使いの設備があれば、使い勝手がわかっていますが、知らない設備についてはメーカーショールームやHPなどで情報を得てみましょう。

家電やストックの収納スペースも考えておきましょう。炊飯器、オーブンレンジ、電気ケトル、コーヒーメーカー、ジューサーなどコンセントが必要な家電・調理器具の置くスペースのサイズ感も頭の中に入れておきましょう。ストック品のパントリーなども最近の人気です。

キッチンは、ダイニングやリビングと隣接している場合が多いこともあり、繋がりを意識したコーディネートも大事です。

オープンキッチン、対面キッチンが人気となっているため、扉の面材やカラーで内装との相性やアクセントを加えることもいいですよね。

1日目：既存キッチンの解体・撤去

2～3日目：配管、電気工事。下地工事など。

4～5日目：キッチン取付と調整

6～7日目：内装工事、機器類の取付

このように約１週間ほどは見ておきましょう。

また、プランやレイアウトによってはさらに工期がかかる場合があります。リフォーム中は基本的にキッチンは使えません。その間の食事などをどうするのか、あらかじめ検討しておきましょう。

まだいいや。今じゃないかも。

それってもしかしたら「リフォームやりたい」なのかもしれませんね♪

機能的にもバリエーションが多くあるキッチンで、理想のキッチンを実現できることも可能です。料理しやすく、掃除しやすく、キッチンの居心地が良くなる。快適な時間を過ごせるキッチンのリフォームをぜひお手伝いさせてください(*´▽｀*)